雨の日。

屋根から雫が降ってきます。

おや？　

その下にあるのは…。

ずらりと並んだ器。

雫を受け止めるお皿を、職人さんが一つずつ丁寧に置いていきます。

溜まった雨水は、運ばれてお料理になったり・・・。

「お花取ってくるね！」

と摘んだお花を浮かべて、

華手水になったり。

ぽたん、ぽつーんと、音がどんどん増えていきます。

持った容器で雫を受け止めようとすると、

穴に入らず跳ね返って、ぴちゃん！

「冷たい！」

おやおや？

職人さんが今度はスコップを手に取りました。

調整を加えながら並べて…。

雨空の下、大きな虹がかかりました！